【糸色と金具色について】

以前の投稿でウォレットのオプションについて触れましたが、今回はその中でも糸色と金具色の考え方、LWBが推奨する組み合わせについて書きます。
金具色と糸色を決めかねている方は是非参考にしてみてください。

まず、仕様を決めていくにあたっての基本的な流れですが、オプションが1番多いトラッカーウォレット(鹿紐ストラップが付くタイプ)を例にすると、以下のような流れになります。

【革色】→【糸色 & 金具色】→【鹿紐色】→【ジッパースライダー & テープカラー】→【刻印】

糸色と金具色が同タイミングなのは、この部分の組み合わせが全体の印象に大きく影響する為です。

様々な組み合わせがありますが、以下の①②③の考え方で、全体の色数を2色以内でまとめるとバランスが良いです。

①糸色と金具色を合わせる。
・Natural Sinew × Brass 


・White Sinew × Antique Nickel 


・Black Sinew × Copper Black 



②革色と糸色を合わせる。
・Rude Black or Over-Dyed Black × Black Sinew 


・Chestnut Brown × Brown Sinew
・Turkmen Red × Red Sinew
・Natural × Natural Sinew

③革色と金具色を合わせる。
・Rude Black or Over-Dyed Black × Copper Black 


・Natural × Brass

あくまで統一感という観点で推奨する組み合わせであって、これ以外がNGというわけではありません。

Natural Sinew × Brassが無難ですが、糸色をBrown Sinewにすることでカラーの統一感を残しつつ、引き締まった印象にもなります。

経年変化後の風合いを想定して、Brown Sinew × Copper Blackも使っていて楽しそうです。
長年の使用によって、逆に色調が合ってくるので、一味違った経年変化をご堪能いただけます。

差し色にRed Sinewを使うのもいいですね。

色々と解説しましたが、あくまで参考の一つにしていただき、最終的には自分自身のスタイリング、使用している姿、経年変化をイメージしてお選び頂ければと思います。

決めかねる部分、気になる点等ございましたら、メール、お電話でご相談ください。

店舗の方にはサンプルをご用意しております。
店舗にお越し頂いたお客様からは、「実際に見に来てよかった」といった声を多くいただきます。
私自身は常にこの場に居る為、お客様からの新鮮な反応は非常に貴重な物です。ありがとうございます。

是非、ご来店お待ちしております。

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【糸色/Thread Color】
・Natural Sinew
・White Sinew
・Black Sinew
・Brown Sinew
・Red Sinew
・White
・Black
・Brown
・Red
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【金具/Metal Fittings】
・Brass
・Antique Nickel
・Copper Black
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