コバ面(貼り合わせ部分)の開きについて

数日前、TRUCKER WALLETをご愛用頂いているお客様から、
コバ面(革の貼り合わせ部分)が開いてしまったのですが、このまま使い続けて問題ありませんか?
といった趣旨のご質問を頂いたので共有させていただきます。

貼り合わせ自体は仮止め程度の接着剤を使っているので、使用していく中で曲がる部分等のコバ面が開くことがありますが、そのままご使用いただいて問題ありません。
 
勿論、ステッチを入れているので更に奥まで剥がれることはありません。

分かりやすいように“コバの開き“と表現しておりますが、正確には“接着剤の接着能力が無くなっている状態“になっています。


文字通りにコバ面の貼り合わせが開いてしまっている場合は、コバ面が閉じる方向に摘むようにして形を整えてあげてください。

接着剤等で補修することは推奨しません。

ご愛用いただく中で修理が必要になった際、修理の内容によっては貼り合わせを剥がす場合があり、完全接着の接着剤を使ってしまうと、剥がす際に革が伸びてしまったり、最悪の場合、修理不可能になるケースがあるからです。

長年の使用を想定していないものづくりでしたら完全接着が理にかなっていると思いますが、
LWBでは10年20年30年…と末永くご愛用いただけることを想定したものづくりをしております。

その為、LWBで使用する接着材は、主にゴムのり(仮接着)を採用しております。

あくまで修理が出来ることを前提としたのづくりであって、修理をすることを前提としたものづくりではないのですが、長く使えば様々な状況がありますので、予想外のこともあるかと思います。

そのような時に、極力革に負担をかけずに修理し、対応出来るものづくりであり、プロダクツでありたいと考えております。