【Hand-Dyed Leather Color】

LWBが展開する革色/Leather Colorは全て、
自社工房内での染料手染め(Hand-Dyed)となります。



プロダクトが完成するまでの過程を想像した時に、
おそらく多くの方が【裁断】→【組み立て】→【仕上げ】→
【完成】の流れを想像されるかと思います。

ただ、ここに染めが入ると【粗裁断】→【染色】→
【本裁断】→【組み立て】→【仕上げ】→【完成】

といったように、工程が変わります。

【染色】と一口に言っても、
革を染めるだけではありません。
革を染色すれば油分が抜ける為、
その後の油分調整、ケアが必要になります。

LWBではその工程も非常に大切にしており、
染色後、本裁断前の計2回、
それぞれ異なるオイルを用いてケアします。

また、【裁断】が2回あるのは、
パーツごとに粗断ちをしてから染めるためです。
※粗断ち… 実際のカットラインから余白を残した裁断

通常は大判の革を丸々染色した方が圧倒的に効率が良く、
それが普通なのですが、
我々が求めるクオリティー&革質を考えると、
それでは納得のいく仕上がりにはなりません。

LWBではタンニンをしっかり含んだ革を採用しております。

タンニンをしっかりと含んだ革は、丈夫でコシがあり、
経年変化や形状記憶(可塑性)をより堪能できる仕上がりになります。
その反面、銀面の目の詰まり方や油分の関係もありますが、タンニンの含有量が多いほど、染料が入りづらくなります。

その為、いくつかの工夫を施した染色をしているのですが、その一つが前述の「パーツごとの染色」になります。

染料の逃げ道をなくすことで、幾分か染まりやすくなり、
悪い意味での色ムラがなくなります。
勿論、このやり方だけでは納得のいく状態には及ばず、
寧ろそれとは別の工夫が重要になりますので、
更にその“一手間“を加えます。

【本裁断】までの工程は下準備と捉えています。
LWBのものづくりでは、
この下準備の段階を大切にしており、時間を使います。

革の表情を活かし、染料染めにしかない魅力を最大限引き出し表現することを念頭に置いた、
LWBの【Hand-Dyed Leather Color】となります。

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【Hand-Dyed Leather Color】
・Turkmen Red
・Dark Green
・Chestnut Brown
・Over-Dyed Black
・Rude Black
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