【PTT & Cheval】③ ショルダーベルト / Shoulder Belt





写真1枚目右:1950’s France P.T.T. Waist Bag
写真1枚目左:ART PIECE BAG 【Cheval】(約6ヶ月使用)

一見、ショルダーバッグに見えますが、ベルトの長さや取り付け位置から推測する限り、当時はウエストバッグとして使用されていたと思われます。(写真2枚目)

私も当初、ショルダーバッグの認識でしたが、オリジナルのベルトが付く個体を入手した際に確信しました。

利便性やバッグ自体のサイズ、形状を考えると当然ではありますが、現存している個体の中でも、カスタムが施されショルダーバッグに仕様変更されている物の方が多い印象です。
もしくはベルト自体が欠損しているか。

Chevalでも、当時のオリジナルとは仕様を変更し、ショルダーバッグとして構築しました。

さらに、衣類へのダメージや肩への負担を考慮し、ショルダ一部分には、広範囲に革を縫い付ける仕様を採用しております。



私自身古着が好きで、冬場にはウールのシャツやジャケットを着ることがあるのですが、通常のショルダーバッグを背負った場合、革の床面とウールが擦れて繊維が毛羽立ってしまい、それがショックでした。

レザーのショルダーバッグを使ったことがある方の中には、同じ思いをされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ものづくりの面では手間と時間のかかるギミックではありますが、そういった自分自身の経験から生まれた仕様となっております。